低リスク投資として手堅い資産運用「米国債」について、初心者でも手軽に始められるよう手順をまとめました。
米国債の購入にあたっては、円ではなく米ドルを利用するため、日本の株や投資信託とは買い付け方法が異なります。
私も初めてのときは、どうやって両替して買い付けるのかわからず困りました。そのため本記事では、初心者の方でも迷いなく始められるように、両替から買い付けまでの一連の流れを説明します。
米国債のメリットや種類は以下の記事もご参照ください。
なお、本記事ではSBIネット銀行・SBI証券を利用して両替~買付けを行う手順です。理由は後述しますが、コスト面で特に大きなメリットがあるため、始めるならSBIをお勧めします。
SBI証券の口座を開設していない方は、まずは口座開設からどうぞ。
米国債投資でSBI証券を利用するメリット3つ
手順の説明の前に、SBI証券を利用して米国債を購入することのメリットから説明します。
- 為替手数料が安い
米国債はドルで購入するため、円をドルに両替するための為替手数料が必要。
SBI証券はその手数料が最安です。これが大きなメリット。会社 為替手数料(1ドル毎) SBI証券 片道4銭(SBIネット銀行経由) 楽天証券 片道25銭 SMBC日興証券 片道50銭(10万ドル以上だと30銭) 大和証券 片道50銭 SBIネット銀行にて外貨預金を行って、その銀行口座⇔証券口座に反映させることで、この手数料で両替できます。
本記事では、SBIネット銀行を経由して両替を行い、米国債を買い付けるまでの手順を説明しますのでご安心ください。
為替手数料の差1ドル100円で1万ドル(100万円)両替する場合の為替手数料の比較です。片道4銭だと「400円」、片道50銭だと「5,000円」の手数料。これは片道(円⇒ドル)なので、往復(ドル⇒円)の場合は2倍になります。 - 投資の最低金額が低い
下表のとおり、100ドルから投資できるので、投資資金が少なくても始めやすいのもメリットです。会社 最低金額 SBI証券 100ドル 楽天証券 100ドル SMBC日興証券 1,000ドル 大和証券 1,000ドル - 取扱数が多い
下表は、各証券会社の米国債の取り扱い数です。SMBC日興証券には劣りますが、SBI証券は店頭証券に負けないぐらいの数を扱っていますね。(2019年2月時点)会社 米国債数 残存期間 SBI証券 ・利付債:6
・割引債:81.5年~26年 楽天証券 ・利付債:2
・割引債:21.5年~6.5年 SMBC日興証券 ・利付債:12
・割引債:161.5年~28年 大和証券 ・利付債:0
・割引債:124年~25年
米ドルに両替するための4ステップ
では、ここからは米国債の購入にあたっての手順を説明します。
まずは、SBIネット銀行で円を米ドルに両替する方法から。
- SBIネット銀行にログイン後「外貨普通預金」を選択
- 「米ドル」を選択
- 円を米ドルに両替
SBIネット銀行に預けている円どれだけ米ドルに両替するか、ここで入力します。円・ドルどちらかで指定できます。これにて、米ドルへの両替が完了です。 - SBI証券口座に資金を移動
SBI証券に移動して、証券口座に資金を移動します。画面が遷移します。これにて準備完了。ここまでくれば、SBI証券で米ドル建ての商品が購入できます。
SBI証券で米国債を購入するための4ステップ
続いて米国債を購入する方法です。
- 債券の取引画面に移動
米国債は債券であり「既発債」です。3クリックで米国債まで辿り着きましょう。 - 買い付ける米国債を決める
たくさん種類がありますね。ご自身の状況に応じて、買い付ける米国債を選択してください。 - 投資対象の米国債の選択
SBI証券で取り扱っている米国債が表示されるので、買付けると決めた米国債を選択します。画面が遷移します。 - 米国債の購入
あとは数量を決めて注文するだけです。100ドル単位で必要なだけ買付けましょう。買付方法で「円貨決済」がありますが「外貨決済」を選択してください。円貨決済は、予め米ドルに両替していなくとも円で購入することを指しますが、スプレッド(手数料)が高いのでおすすめできません。注文発注して終了!簡単ですよね。
まとめ
本記事では、SBI証券を利用した米国債の購入方法を説明しました。
SBI証券は為替手数料が低いので、米国債のみならず、米国株や米国ETFの投資にも好適です。
私もメインで運用している証券会社ですので、まだ口座開設されていない方はこちらからどうぞ。
開設は無料!かんたん5分で行えます。
米国債の購入方法について、やり方がわからず、尻込みしていた方のお役に立てると幸いです。
この記事が、あなたの投資判断の一助となることを願います。
では、また。