【くりっく株365のルール変更】CFDはGMOクリック証券が最適か【改悪?】

CFD

くりっく株365でのCFD取引について、当ブログでもおすすめしましたが、まさかのルール変更(改悪)です。

私含め投資家の間では、この数日、悪い意味で大変賑わっています。。

どんな改悪かというと、くりっく株365で取扱っているNYダウ・FTSE100等が2021年3月に上場廃止になる!というもの。

この度の改悪に伴う、東京金融取引所のプレスリリースや、Q&Aはリンクをクリックしてください。

サトル
上記リンクには小難しいことが書いてあるので、本記事では改悪内容を簡単に説明します。また、今後の方針について考えていきます。
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くりっく株365の改悪内容

いやー、ここで改悪がくるとは驚きましたね。改悪(ルール変更)の内容は先に触れたとおり、現在取り扱っている銘柄を2021年3月に廃止するということです。

つまり、2021年3月をもって、現在皆さんが保有しているFTSE100やNYダウは、何もしなければ自動的に決済されます。この時に含み損を抱えていれば、損失確定です。

何故ルール変更するのか

なぜルールを変えることになったのか、以下に東京金融取引所が発表した理由を要約します。

2017年後半ごろから、CFD取引が皆に知れ渡って買ってくれる人が増えた。けれども、売る人があまりいないため、取引所としての利益が少ない状況である。これだと運営自体厳しいので、ルールを変えたい。
公式発表文はこちら
  • 「くりっく株365」は、需給や相場状況等を背景に2017年後半ごろから、想定を超える規模の建玉が長期間にわたり一方向に積み上がり、現物株価指数との価格乖離幅の拡大を伴いながら、市場流動性が枯渇する事象が発生しました。
  • この事象を改善するため、やむなく現行商品を上場廃止し、リセット付き(※)の新商品(「3.新商品について」をご参照下さい)を上場することと致しました。流動性を確保し健全な市場運営のためには必要なものとして実施するものです。ご理解いただきますようお願いします。
    ※ 1年に1度だけ取引最終日時点の未決済取引をリセット(最終決済)すること。

2021年3月以降はどうなるのか

2021年3月をもって、現在取り扱っている銘柄は廃止されますが、2020年9月に新商品がリリースされるようです。

ただ、その新商品が曲者です・・・

2020年9月からの新商品とは?
  • 銘柄はこれまで同様、FTSE100やNYダウを扱う。
  • ただし、これまでのように買えばずっと保有しておくことはできない。
  • 1年保有すると強制的に決済する「リセット付き商品」となる。

これまでは、ロスカットや自分で決済しない限りずっと保有し続けることができ、その期間は配当金を貰えていました。なので、含み損が発生していても、ロスカットにさえ気を付けていれば、保有期間中はずっと配当収入がありました。

しかし、新しい商品は「1年後に必ず売る」という条件があるので、1年後に価格が下落していた場合、その間の配当金分が無くなるほどの損をする可能性があります。

売買による利益(キャピタルゲイン)ではなく、保有することで確実に得られる利益(インカムゲイン)狙いの投資家にとっては、大打撃となるルール変更ですね。

補足説明

確かに通常の先物取引は、この新しい商品のように、決済期限付きのものが主流です。くりっく株365は、その期限がないことがメリットのひとつだったのですが・・・残念です。

手持ちのポジション(FTSE100)はどうする?

私はFTSE100を保有しているので、このポジションをどうするかですね。

このままくりっく株365で運用を続けると、2021年3月に強制的に決済されます。含み損があれば損失確定。

一方、その時に含み益が出ていれば利益になります。ただ、2021年3月に終わることが確定している商品です。

「配当で得た利益を、新しいポジションに充てて複利運用する」一連の流れがストップするので、考えどころですね。

ひとまず私は、2021年3月まで期限はあるので、利益が出ているうちに少しずつ決済します。幸いにも最近投資を再開したため、5枚程度のポジションでした。

皆さんも時間はありますので、頃合いを見計らって決済するか、含み益があればさっさと売りぬくのも好適かと思います。

今後のFTSE100の運用はどうする

CFD取引については、レバレッジをかけて世界の株価指数に投資できる点で、魅力のある投資先だと思っています。

そのため、今後も継続したいと思っており、今後の有力な先は「GMOクリック証券」での運用です。

GMOクリック証券もFTSE100を扱っており(イギリス100という名前)、くりっく株365よりも少額で始められるメリットもあります。

「価格調整額」という、配当金のようなものがあるため、配当狙いのくりっく株365と同じような運用も可能です。

GMOクリック証券での運用にあたって、入金額や利回り、取引ルールをこちらで整理しました。

【CFD・FTSE100作戦】GMOクリック証券での適正レバレッジと利回りを検証【イギリス100】

2019年5月30日
口座開設リンク

まとめ

消費税が10%になることもそうですが、制度の改悪は往々にしてあり得ます。

こんな時、分散投資の必要性をひしひしと感じます。ひとつの投資手法、投資先に頼った運用をしていると、変化に対応できなくなりますもんね。

変化があった時に適切に対応するのが、投資の厳しさであり楽しさでもあります。

お読み頂いている皆さんのため、ひいては自分のため、より良い情報を発信していきたいと思います。

くりっく株365とGMOクリック証券の違いは以下記事を参考にしてください。

【CFD・FTSE100投資】GMOクリック証券とくりっく株365の違いを比較

2019年5月27日

では、また。

他にもリスクを抑えた投資として、以下も検討することをおすすめします。

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