【CFD・FTSE100投資】GMOクリック証券とくりっく株365の違いを比較

CFD

くりっく株365で扱う既存商品が「2021年3月を以て上場廃止する」という残念なニュース。長期投資を行っていた方にとっては大変手痛いものとなりました。

ただ、残念がってばかりいても仕方ありません。

次の一歩を踏み出すために、FTSE100の新たな投資先がないか調査しました。

結果として、GMOクリック証券ならFTSE100に投資でき、今までどおり長期投資もいけそうだと判明しました。

本記事では、GMOクリック証券とくりっく株365におけるFTSE100への投資について、コストや利益を比較します。

くりっく株365のルール変更内容は、以下記事で纏めています。

【くりっく株365のルール変更】CFDはGMOクリック証券が最適か【改悪?】

2019年5月26日
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FTSE100におけるGMOクリック証券とくりっく株365の違い

早速、GMOクリック証券とくりっく株365の違いを説明しましょう。

まずGMOクリック証券では、FTSE100を「イギリス100」という名称で取り扱っています。

このイギリス100について、くりっく株365でのFTSE100の運用との相違点を簡単に纏めました。

これら相違点について、以下で詳細に説明します。

GMOクリック証券は取引コストが低い

GMOクリック証券は、取引手数料が無料&スプレッドも狭いので、取引コストが低くなります。

手数料 スプレッド スプレッド(円換算)
くりっく株365 片道153円 51 5,100円
GMOクリック証券 無料 3.8 528円(※)

※ 1ポンド139円の場合

くりっく株365は、手数料が高く・スプレッドが広かったので短期投資に向いておらず、長期投資向けでした。

ただ、今回のルール変更でスプレッド等を見直して、短期投資にも向くよう変更するそうです。

どうなるか不明ですが、現時点では、GMOクリック証券の方が取引コスト面で有利ですね。

GMOクリック証券は少額から始められる

GMOクリック証券は、取引できる最低資金が低いため、少額から始められます。

くりっく株365は指数に対して「×100」を行っていますが、GMOクリック証券だと「×0.1」なので、1枚の価格が異なるからです。

くりっく株365だと最低でも26,000円必要ですが、GMOクリック証券では10,734円

資金不足によりFTSE100の投資を躊躇していた方は、GMOクリック証券のほうが有利ですね。

GMOクリック証券は金利支払いがない

くりっく株365は、FTSE100を保有するにあたって、毎日の金利支払いが発生していました。

<2018年の1枚当たり支払金利>

GMOクリック証券では金利支払いがありません。但し「価格調整額」に金利は織り込まれているので、目に見えないが金利は発生しています。

価格調整額とは

イギリス100では、配当の代わりに「価格調整額」を受け取ることになります。説明すると長くなるので割愛しますが、価格調整額は、年に4回、金利と配当の差分を受け取るイメージとなります。

詳細はGMOクリック証券のHPで説明がありますが、初めての方はイメージし辛いかもしれません。FTSE100においては「価格調整額」という、配当金のようなものを貰えるとだけ覚えておいてください。

GMOクリック証券は為替相場の影響を受ける

GMOクリック証券は、ポンド/円における為替変動の影響を受けます

くりっく株365は、為替変動のリスクは業者が負っており、投資家は為替相場を気にせず取引していました。(もちろん、為替変動のリスクを織り込んだ価格・手数料が、くりっく株365では設定されていたわけですが。)

GMOクリック証券では、取引にあたって「指数×ポンド円相場」が価格に反映されるため、考慮すべき点が増えることになります。

頭の切り替えが必要なので、慣れない内は戸惑うかもしれませんね。

FTSE100のレートが下落し、同時にポンド円レートが下落すると損失が増すことに注意です。この辺を考慮してレバレッジを設定する必要があるので、適切な資金については別記事で検証します。

為替変動の影響を受けるのはデメリットばかりではありません。

円安になれば含み益は増し、価格調整額も増えるのでメリットもあります。

GMOクリック証券でのFTSE100の配当相当額は?

GMOクリック証券では、価格調整額が配当金相当になることを先に説明しました。では、配当がどれだけ得られるのか、くりっく株365と比較してみましょう。

<GMOクリック証券の2018年価格調整額>

2018年の価格調整額は、合計3,711円ですね。

<くりっく株365の2018年配当金額>

金利支払い分を差し引くと、22,216円ですね。

配当利回りを比較

上記の配当相当額を見ると、くりっく株365の方が勝っているように見えます。しかし、取引単位(1枚)の価格が異なるので単純に金額だけでは比較できません。

1枚の価格に対する配当相当額で、利回りを比較すると以下のようになります。

くりっく株365 GMOクリック証券
取引価格 703,500円 93,425円
配当相当額 22,216円 3,711円
配当利回り 3.15% 3.97%
【参考】
手数料含む利回り
2.41% 3.4%

※ 全て1枚当たりの計算。2018年12月31日のレートで計算。

計算して驚きました!

取引価格あたりの配当利回りは、GMOクリック証券の方が勝っていますね。

更に取引手数料やスプレッドも考慮すると、利回りの差は拡大します(決済した時の手数料相当額なので、あくまで参考ですが)。

レバレッジを考慮すると、1枚当たりの利回りはもっと変わります。

GMOクリック証券での運用にあたって、入金額や利回り、取引ルールをこちらで整理しています。

【CFD・FTSE100作戦】GMOクリック証券での適正レバレッジと利回りを検証【イギリス100】

2019年5月30日
忘れてはいけないのは、配当相当を受け取る頻度です。くりっく株365は年50回でしたが、GMOクリック証券は年4回となります。
サトル
為替変動の考慮不要という手軽さで、私はくりっく株365を選好していました。ただ、利回り面で勝っていますし、GMOクリック証券でもいけそうな気がしてきましたね。

GMOクリック証券でFTSE100運用することに決定

いかがでしたか?

いざ比較してみると、ルール変更が行われる2021年3月を待たずとも・・・と思えてきませんか?

サトルが長年愛用してきた「くりっく株365」。ルール変更後の内容によっては、他の手法で再開するかもしれません。

とはいえ、FTSE100の配当狙いの投資においては、GMOクリック証券に引っ越しを決めました。

口座開設リンク

GMOクリック証券における私の投資作戦は、以下にまとめています。

【CFD・FTSE100作戦】GMOクリック証券での適正レバレッジと利回りを検証【イギリス100】

2019年5月30日
サトル
ルール変更にもめげず、前向きにいきましょう!

他にもリスクを抑えた投資として、以下も検討することをおすすめします。

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