2019年8月現在、32歳の子持ちサラリーマンである私の資産&ポートフォリオを公開します。
自分自身の記録用のためにも、思い切って公開です。
なお、現在の投資ポジションは、2019年3月から順次組み立て中のものです。
2018年終盤頃から株価の頭打ちを感じたため、2019年2月のブログ開始と同時期に投資ポジションを全て決済しました。
現在はリセッション(景気後退)が囁かれる中、新たな戦略でポジション組み直し中。
目次
資産の全体像・投資戦略の概要
まずは、2019年9月時点での保有資産の全体像から。
全てをかき集めると「約4,000万円」が現在の資産額です。
これら資産は以下の割合で分散しています。
(※)「その他」はネット物販の在庫や注文済未到着の商品等が含まれます。
以下の方針に従って、資産を運用しています。
- 株・為替・債券等に広く分散投資
- 基本はタイミングを図らずドル・コスト平均法
- インカムゲイン(配当やスワップポイント等)を主とする
- リセッション入りに備えて実物資産系(インフラファンドやREIT)を組み入れ
- 面白い投資(ワイン投資とか?)もリスク許容範囲内で組み入れ
2つ目までは従前からの基本方針ですが、3つ目以降は私にとって新しい考えです。
なぜこの考えを入れたかというと、世界の市場動向が変化しているからです。
私が投資を始めた2008年頃から現在までは、リーマンショックからのV字回復期間でした。
震災等でダメージがあったが、長い目で見ると株価は上がり調子。
そのため、基本的には何も考えずともキャピタルゲイン(売買差益)が得られました。
2019年以降はどうなるでしょうか。
米国S&P500の最高値を更新するなど、株価は歴史的高値圏にあります。
また、米中貿易摩擦の過熱や逆イールドの発生等で、リセッション入りの懸念があります。
これまでと違って世界的な不景気になった場合でも、心が折れないような投資がしたい。そのため、上記方針に3つ目以降を加えたわけです。
では、それらを念頭に置いたポートフォリオの中身をご紹介します。
為替(FX)のポートフォリオ
いま資金を最も投入しているのがFXです。ギャンブル要素がないように注意して運用中。
スワップポイントのサヤ取り
大好きなスワップポイントのサヤ取り。ロスカットされないよう注意する必要がありますが、損しにくい手法なのが良いですね。
通貨 | 運用会社 | 運用額 | 期待スワップ利回り |
ユーロ/ドル | セントラル短資FX | ¥1,000,000 | 3.5% |
みんなのFX | ¥1,000,000 | ||
メキシコペソ/円 | セントラル短資FX | ¥1,900,000 | 3.5% |
LIGHTFX | ¥1,900,000 | ||
ズロチ/円 | FXPRIME by GMO | ¥4,600,000 | 7.0% |
ユーロ/円 | |||
合計 | ¥10,400,000 | 4.7% |
最新の収益シミュレーションは以下をご覧ください。この記事を読めばいつでも始められます。
【毎週更新】スワップポイントのサヤ取り6通貨ペアの最新の利回りを計算
初めての方はこちらから。
為替差益のサヤ取り
相関性が高い通貨に対して、相関性が少し崩れたタイミングを狙う手法です。
豪ドルとNZドルの価格差が3円付近を狙って始めるのが良いですかね。
通貨 | 運用会社 | 運用額 |
豪ドル/円 | みんなのFX | ¥3,250,000 |
NZドル/円 |
豪ドル・NZドルでスワップポイントと為替差益の両サヤ取りを狙おう!
自動売買(トラリピ等)
自分の決めた設定範囲で、売買を自動で行ってくれるサービスです。
売買の判断をしなくて良いので、相場感がなくても出来るのがメリット。今後通貨を増やす予定です。
通貨 | 運用会社 | 運用額 |
メキシコペソ/円 | マネースクエア(トラリピ) | ¥500,000 |
豪ドル/NZドル | トライオートFX | ¥0(決済) |
株式投資のポートフォリオ
株式投資にあたっては、基本は高配当・高分配が得られる銘柄に分散投資しています。
米国株(個別株・ETF)
ティッカー | 銘柄名 | 運用額 | 期待配当利回り |
ABBV | アッヴィ | ¥510,000 | 6.3% |
BTI | ブリティッシュ アメリカン タバコ | ¥220,000 | 7.6% |
DUK | デューク エナジー | ¥170,000 | 4.1% |
JNJ | ジョンソン & ジョンソン | ¥140,000 | 2.9% |
MMM | スリーエム | ¥180,000 | 3.5% |
MO | アルトリア グループ | ¥200,000 | 7.4% |
RDSB | ロイヤル ダッチ シェル ADR B | ¥250,000 | 6.7% |
PFF | iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF | ¥610,000 | 5.5% |
SPYD | S&P 500高配当株式ETF | ¥410,000 | 4.5% |
合計 | ¥2,690,000 | 5.4% |
米国株は高配当株が非常に多く、株価も長期的に成長が見込めるため、今後も積極投資します。
米国株(その他)
サクソバンク証券だけで取り扱っているETF「SVXY(VIXショートETF)」を運用中。
こちらはスイングトレード用。VIXは「恐怖指数」といい、株価下落時に値が上昇する指数です。
ティッカー | 銘柄名 | 運用額 |
SVXY | VIXショートETF | ¥510,000 |
日本に上場しているETFで、米国の不動産(REIT)に投資できる銘柄もあります。
コード | 銘柄名 | 運用額 | 期待分配利回り |
1659 | iシェアーズ米国REIT | ¥310,000 | 3.5% |
日本株(インフラファンド・REIT)
太陽光発電施設に投資するETF(インフラファンド)。分配利回りが高いため買い増し候補です。
コード | 銘柄名 | 運用額 | 期待分配利回り |
9281 | タカラレーベン | ¥700,000 | 6.6% |
9283 | 日本再生可能エネルギー | ¥1,050,000 | 6.8% |
9284 | カナディアン・ソーラー | ¥1,550,000 | 6.9% |
合計 | ¥3,300,000 | 6.8% |
日本の不動産に投資するJ-REITも運用中。今は少し高値ですが地道に買い増していきます。
コード | 銘柄名 | 運用額 | 期待配当利回り |
3290 | Oneリート | ¥610,000 | 4.3% |
3451 | トーセイ・リート | ¥250,000 | 5.4% |
3455 | ヘルスケア&メディカル | ¥260,000 | 4.9% |
3472 | 大江戸温泉リート | ¥260,000 | 5.4% |
3492 | タカラリート | ¥240,000 | 6.7% |
合計 | ¥1,620,000 | 5.3% |
株価指数CFD
レバレッジを効かせた株式投資が可能な「株価指数CFD」もおすすめです。
FTSE100(イギリスの指数)に対して300万円ほど運用していましたが今はノーポジ。
ブレグジットのゴタゴタが落ち着いたらGMOクリック証券で再開予定です。
債券投資のポートフォリオ
リターン大して望めませんが、リセッション時に強いアメリカ債券を運用中。
銘柄 | 運用額 | 期待配当利回り | |
米国債 | 米国債25年物(ストリップス債) | ¥2,100,000 | 2.5% |
AGG | iシェアーズ コア米国総合債券市場ETF | ¥240,000 | 2.7% |
合計 | ¥2,340,000 | 2.7% |
ソーシャルレンディングのポートフォリオ
3年ぐらい前までは400万ほど投資していましたが、現在は残った少しだけ。
運用会社 | 運用額 | 期待利回り |
クラウドクレジット | ¥260,000 | 5.0% |
業者の破綻や返済遅延等のトラブルもあるので、安易な考えで投資しないようにすべきです。
ポートフォリオまとめ(生み出す収益は?)
上記のポートフォリオをまとめます。
運用中資金 | 2,500万円 |
インカムゲイン | 100万円 |
インカム利回り見込み | 4% |
全体利回り目標 | 6~10% |
利回り目標は、FX等の売買差益を含めて目指したい利回りです。
インカム利回りが5%程度になると、3000万の投資で税引き後で月に10万円以上の収入。
現金・その他で1,500万円の手残りがあるので、これも順次投入して投資収入を伸ばしたいところ。
【総まとめ】今後の投資方針
最後に今後の投資方針をまとめます。
以下をポイントとして、今後もポートフォリオを組み立てていきます。
下落時でも機械的に買い増し
株価や為替相場が自分のポジションの逆に動いても、過度に反応せず買い増していくスタンスを取ります。
含み損に耐えるモチベーションとして、配当金等によるインカム収入を確保していきたいですね。
スワップポイントのサヤ取りを積極活用
ある程度の生活防衛資金は確保すべきですが、最低限に留めておきたいところです。預金しても利息なんて雀の涙ですからね。
そのため、浮いたお金は基本的に「スワップポイントのサヤ取り」で運用します。
利回りは2~5%程度なので多くの利益は見込めませんが、初期手数料(スプレッド)さえ回収すれば、基本的にその後はいつ決済しても利益になります。
そのため、現金化しやすいというメリットがあります。事故や急病等により緊急で現金が必要になったときに助かりますよね。
【毎週更新】スワップポイントのサヤ取り6通貨ペアの最新の利回りを計算
実物資産への投資比率も高める
景気後退時は実物資産(不動産、太陽光施設など)が強くなります。
実物資産は株価暴落時でも底堅い動きを見せ、確実なインカムを得られるので、不動産や太陽光に投資する「REIT」や「インフラファンド」は比率を高めていく予定です。
他にも、趣味と実益を兼ねて「ワイン投資」を検討しています。
業者経由で買い付けて、現地(欧州)で保管してくれるサービスがあって面白そう。
円高が進めば欧州ワインが安く仕入れられますしね。早速動いてみようかと思っています。
てな感じで、今後も粛々と投資を継続します。