- トライオートFXはコアレンジャーで「豪ドル/NZドル」を選べば良いんでしょ?
- カスタム設定も興味あるけど難しそうだなぁ・・・
FXの自動売買で有名なトライオートFX。初心者でも簡単に自動売買をスタートできるのが特徴です。
特に人気の通貨ペアは「コアレンジャーでの豪ドル/NZドル」。この通貨はレンジ相場になっているので、自動売買に適してます。
しかし、何も考えずポチポチと注文していくのは危険です。
そのため本記事では以下について詳しく説明します。
- 豪ドル/NZドルの特徴
- コアレンジャーの注意点
- 長期運用目線でのおすすめ設定
目次
トライオートFXとは?
トライオートFXとは、インヴァスト証券が運営するFXの自動売買です。
約定・決済を自分が設定した幅で自動で行ってくれるサービスです。
最初に設定さえしておけば半永久的に自動取引が行われるため、ほったらかし投資として人気のサービスです。
以下のイメージです。
(インヴァスト証券HPより引用)
豪ドル/NZドルが人気の理由は?
なぜ「豪ドル/NZドル」が人気なのか?
それは、両国の相関が強く、レンジで動きやすい通貨だからです。詳しく説明しましょう。
オーストラリアとニュージーランドは、隣合った島国でどちらも先進国です。位置関係の近さだけでなく、様々な共通点があります。
- 貿易の繋がりが深い
- GDP成長率などの指標が近い
- 金融政策が近い
上記について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
あわせて読みたい豪ドル・NZドルの相関性を分析!円高局面でも負けない投資を狙おう
実際のチャートを見てみましょう。
過去5年は1.01~1.13付近のレンジで動いていますね。
コアレンジャーはどんな設定?
コアレンジャーとは「レンジ内で細かく売買する設定」のこと。
過去の実績を基に、インヴァスト証券が最適な提案をしてくれてると思ってください。
(インヴァスト証券HPより引用)
実際の「豪ドル/NZドル」だとこんな感じです。
枠で囲まれた「コアレンジ」内で両建てして、繰り返し売買がなされます。
過去5年のレンジ内で繰り返すため、このレンジがずっと続く前提なら常に儲かりますね。
2018年1月~2019年10月まで運用した場合の利回りはこちら。
思わず吹き出しちゃうぐらいの高利回りですね。
私も2019年3月から8月までコアレンジャーを運用していました。
400万円運用して半年で15万円ほどの確定益だったので、成功と言えるでしょう。
なぜなら、直近5年のレンジだけをターゲットにしているから。
もう一度過去チャートを見てください。5年以上前は今より高値圏にありましたよね。
もしコアレンジャーで運用中に、1.15を超える高値圏に突入するとロスカットの危険が迫ります。
長年のチャートを見る限り、過去と比べて今は非常に安定相場です。
そういった意味で、長期運用を前提とするとコアレンジャーには注意が必要です。
長期運用を前提とするオススメ設定は?
では、長期運用を前提とした場合のオススメ設定を紹介します。
コピーして運用できるよう、具体的な数値を載せますね。
注文を仕掛ける幅は、1.00から直近10年の高値付近1.35まで。
以下のように買い・売りを分けています。
この設定は買い・売りのレンジを明確に分けています。
コアレンジャーは狭いレンジでの両建である為、常に含み損が発生していました。ですが、今回のようにポジションを明確に分ければその悩みが解消します。
買い注文について補足説明
異なる設定の買い注文を2本にしていますが、その理由を説明します。
まず前提として、「豪ドル/NZドル」は過去の歴史で一度も1.00を割っていません。
近年は1.00に近付くこともありましたが、その後は凄い勢いで反発しています。
そのため、1.00~1.05はお宝ポジションとして拾っていきます(カウンター値・フォロー値どちらも設定)。
そして利確幅も大きくして、しっかり利益を出す設定にしています。
- カウンター値
逆張り方向のエントリーを指す。買いの場合だとレートが下がった時に注文。 - フォロー値
順張り方向のエントリーを指す。買いの場合だとレートが上がった時に注文。
また2本目の買い注文は、コアレンジャーの買い注文だけバージョンです。
売り注文について補足説明
1.15~1.35を売りレンジとしています。
とはいえ、高値に突入すると大きな含み損を抱える可能性があります。
そのため、売り注文は少なめにしてカウンター値を大きくしました。売りの逆張りは程々にしたってわけです。
資金はどれだけ用意する必要がある?
下限(1.00)と上限(1.35)に達した時にロスカットされないよう、資金を管理する必要があります。
例えば1.15から1.00にノンストップで急落した場合、買い注文全てが含み損となります。
1.15のポジションは1,500pipsの含み損
1.145のポジションは1,450pipsの含み損
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このように含み損が積み重なり、最大で21注文・15,500pipsの含み損。
一方、1.15から1.35にノンストップで急騰した場合、売り注文全てが含み損となります。
【急騰した場合の損失計算】
1.15のポジションは2,000pipsの含み損
1.16のポジションは1,900pipsの含み損
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このように積み重なり、最大で10注文・15,500pipsの含み損。
でもって、1,000通貨での注文でありNZドルを69.5円として計算します
⇒107,725円(15,500×0.1×69.5)の含み損となります。
これに必要証拠金90,000円を足すと、約20万円が必要となります。
更に安全を見越すなら、30万円あれば十分ですね。
トライオートFXの注文方法
実際の注文方法を画像付きで説明します。
1.トライオートFXの画面から「自動売買セレクト」を選択
2.ビルダーを選択
3.自動売買タイプを選択
シングルカスタムとマルチカスタムの違いは以下のとおり。
- シングルカスタム
自動売買注文を一本ずつ作成する。一本ずつなので手間はかかるが、工夫次第で自分好みの完全オリジナルな自動売買が作成可能。
そのため上級者向け。 - マルチカスタム
複数の自動売買注文を一度に作成する。レンジ内に売り・買いを簡単に組み合わせれられる。
ミスなく行えるうえに、時間も短縮できる。レンジ内で上下している通貨に最適。
シングルカスタムの方がプラモデルを作る感じで面白いですが、マルチカスタムで十分です。
4.運用する通貨を選択
5.マルチカスタムで注文設定
買い注文と売り注文の設定を行います。設定値はこちら。
【買い注文】
買い注文を2本行うことをお忘れなく。
【売り注文】
【決定!!】
6.バックテスト(シミュレーション)結果の確認
2018年1月から現在までの為替レートを基に、損益のシミュレーションがなされます。
今回は長期運用を前提にした設定なので、2018年からの短期シミュレーションではあまり良い結果が出ないと思います。
まとめ
いかがでしょうか?
自動売買は楽チンなのですが、何も考えずポチっと注文するのは危険です。
コアレンジャーは過去5年で考えると非常に優秀な設定ですが、当然リスクもあります。
今回紹介した設定は長期運用が前提。今のレンジが続くと、多くの利益は見込めないかもしれません。
それでも、大事なお金をできるだけ危険に晒さないような設定を紹介しました。読者様の参考になれば幸いです。
開設は無料、5分で簡単に開設可能です。
また、トライオートFXは自動売買だけじゃなく、普通のFX取引も可能です。
トルコリラに力を入れているため、以下の記事も参考にしてください。
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では、また。